ユーザー不在なiPhone 5cの投げ売りに思う

iPhone 5cは各キャリアともMNP一括0円が当たり前という状況に転じ始めています。発売から僅か1ヶ月でこのような結果となった端末は過去のiPhoneにありませんでした。一体「売れないから値下げした」のでしょうか?答えは少し違うと思うのです。発売前からiPhone 5cは廉価版という触れ込みでした。ところが発売されてみると販売価格は5sとさほど変わらず、多くのユーザーは高性能な5sに流れてしまう結果となりました。しかし5cはやはり製造コストを最も抑えた廉価版であり、キャリアぐるみで最初から計画通りで行われた戦略であればこのような投げ売りは説明がつきます。

「最初に飛びついたユーザーには高値で売っておく」→「売れ行きが下がったら投げ売りでMNPの取り込みを図る」これは今までも日本では当たり前のように行われてきた戦略です。機種変のユーザーには今まで通りお金を払ってもらい、端末代で更に儲けるのが目的ですから投げ売りなどしません。キャリアの目的は安い端末を配ることで通信料を稼ぐことなのですから。Appleだって結果端末をキャリアが売りさえすれば利益が出せるのです。全てはユーザーの払った通信費で賄われるに他なりません。
それでも5cに魅力を感じて当初の販売価格で端末を買ってしまった客は今どう思うのでしょう?運悪くMNPで買った客は悲劇的としかいいようがありませんし、機種変で買ってしまったユーザーもMNPで他キャリアに移れば良かったと後悔しているでしょう。
iPhoneがこのような売り方になってきたのはauが販売を始めた4sからだったと思います。要するにiPhoneもアンドロイドと同じ売り方になったのです。5sももう暫くすれば似たような状況が始まり、その頃には5cは高額なキャッシュバックとなる筈です。結局国内大手3キャリアのiPhone販売は新たな顧客争奪の手段にしかなりませんでした。ならばユーザーはそのメリットを最大限に利用するのが賢いやり方だと考えます。

1.無駄なお金を払った機種変は止めましょう:電波状況など、それなりに改善されていくと思います。
2.キャリアメールは止めましょう:縛りがなくなればMNPはずっと楽になります。
3.解約金、MNP費用がかかる?:端末に6~8万払うならば、全て回収できます。

私は現在家族でauを使っていますが、もう機種変をするのは止めようと思いました。DocomoだろうとSoftBankだろうとどちらでも結構安く買えてそこそこ使えるiPhoneを選びます。家族全員が一気に移行できずとも、その間の家族通話はガラケーかPHSで補えば十分ですから。

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ユーザー不在なiPhone 5cの投げ売りに思う への2件のフィードバック

  1. Futu のコメント:

    興味深いですね。
    5cは日増しに販売を増やしていますね。これも元々の戦略だったように思います。
    アーリーアダプターが5sに流れることは容易に想像していたでしょうし、
    少しでも新規ユーザーに触れやすい手段をとっているところが良い戦術でもあり、
    日本のキャリア事情でもあり1年後が楽しみです。
    まずは使ってもらってなんぼですからね。
    ミッドレンジに位置づけされる5cは商業的に戦略的な伏兵だと思いますよ。

    • hatti のコメント:

      こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      元々我々ユーザーよりAppleの経営陣が頭が悪いわけないのですから、ここまで事前に失敗と言われた機種を出したのは理由があるのだと思うのです。
      ただし他のApple製品と違ってメーカーとキャリアの利権がどうなっているのか?あまりにグレーな部分です。
      定価6万円と言われた商品が、条件によりますが1ヶ月で0円になる。
      こんなことが普通の製品で起こることはあり得ませんし、あまりに最初に買ったユーザーが気の毒でなりません。
      以前に5cは商業的に失敗と書きましたが、これはメーカー、キャリア的には陰で笑っているような記事になっていたのかもしれません。
      来年はどうなっているのでしょうね?

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